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【CT125ハンターカブ】ステップ曲がりの修理方法・必要工具

メンテナンス
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重量物を積載することが多いCT125ハンターカブは不意な転倒が起きがち…。

転倒した際、ステップを曲げて困ったことはありませんか?

この記事では、CT125ハンターカブの曲がったステップの直し方を紹介。

初心者でも分かりやすいように写真付きで解説します!

CT125ハンターカブ|ステップ修理に必要な物

CT125ハンターカブのステップ曲がりの修理に必要な物

CT125ハンターカブのステップ曲がりの修理に必要な工具はこちらです。

  • ラジオペンチ
  • ハンマー
  • ペグ(必要に応じて)
  • ピンスプリット(直径2.0mm×長さ18mm)
  • モンキーレンチ

ピンスプリットは大型のホームセンターでないと買えないので、なかなか見つからない場合はネットで注文する方が早いです。

ラジオペンチ

ピンスプリットを曲げるのに使います。

大きめのラジオペンチの方が作業性が良く、ストレスフリーです。

ハンマー

曲がったステップを叩いて直します。

ゴムハンマーを使えば誤って関係ない箇所を叩いても安心です。

ただし、打撃力が弱いのでペグとセットで運用必須。

ペグ

ステップのピンを抜く時と、曲がった箇所を直す時に使います。

イメージとしては、こんな感じです。

ステップ曲がりを直すイメージ

ピンを抜くだけなら細い棒で代用できます。

金属ハンマー

金属ハンマーがあれば、作業性は圧倒的に向上します。

ゴムハンマーより重量があるので、数回叩くだけで十分です。

ピンスプリット(直径2.0mm×長さ18mm)

ステップのピンが抜けないようにするための部品です。

曲げて使うので使い回し不可。

CT125ハンターカブのステップの図面

ピンスプリットの長さは、16~20mmの範囲なら問題なく使えます

モンキーレンチ

ステップとラバーステップを留めるボルトを外すのに使います。

ボルト径は10mmですが、モンキーレンチがあれば他のメンテナンスでも使用可能。

曲がったステップの修理概要

ここからは、曲がったステップ修理の大まかな流れを解説。

作業全体の流れを把握すると、修理がよりスムーズに進みます。

1.曲がったステップを外す

  • ステップ下のネジを外し、ラバーステップと分離
  • ピンスプリットを外して、ピンを押し出します

2.曲がった箇所をハンマーで直す

  • 硬い地面にステップを置いて、曲がった箇所を叩きます
  • 曲がりが解消したか、ボルトを付けて確認

3.直したステップの組み立て

  • ステップをハンターカブに差し込んでピンを少し入れます
  • バネをセットしてから、ピンを最後まで押し込み
  • ピンスプリットでピンを留めます

では、次から写真付きで説明します。

1.曲がったステップを外す

曲がったステップの下にあるボルトを緩めます。

CT125ハンターカブのステップとラバーステップを留めているボルト

モンキーレンチで緩めた後、手で回すと簡単です。

外した後はこんな感じになるので、失くさないように保管しましょう。

外したボルトとCT125ハンターカブのステップ

次にラバーステップを外します。

手で簡単に外れるので、工具は不要です。

上からラバーステップと曲がったステップ

ちなみに、ラバーステップの裏側に金属パーツが入っています。

ラバーステップの裏側

この穴にボルトが刺さるので、抜かずにそのままにして下さい。

金属のステップを分離しましょう。

ピンスプリット➔ピン順番で分離します。

ステップを固定してるピンスプリット

ピンスプリットをラジオペンチで真っ直ぐにして引き抜きましょう。

これくらい真っ直ぐになればOKです。

真っ直ぐにしたピンスプリット

あとは気合で引っこ抜きましょう!

どうしても抜けない場合は、曲がってる箇所を切断して下さい。

ピンスプリットを引っこ抜いたら、ステップのピンを外します。

ピンスプリットを抜いた後のステップ

ワッシャーが付いてるので、失くさないように要注意!

ステップとワッシャー

ステップのピンは、モンキーレンチの背で叩くと簡単に押し出せます。

ステップのピンをモンキーレンチで叩く

ここまで押し込んだらペグの出番です。

ピンをペグで押し出す

そのまま押し出しましょう!

ピンを押し出すと真ん中のバネが取れます。

曲がったステップとピンとバネ

取り付け時に使うので、大切に保管して下さい。

ピンを外すと、手で引っ張るだけで金属ステップが取れます。

CT125ハンターカブと曲がったステップを分離

2.曲がった箇所をハンマーで直す

曲がり箇所を確認します。

ステップの曲がった箇所を確認

正面から見ると、結構曲がってますね…。

後ろから見るとこんな感じ…。

裏側からステップの曲がり箇所を確認

この曲がりが原因で、ラバーステップが盛り上がっています。

ここをハンマーで叩いて、出来るだけ真っ直ぐになるようにしましょう!

ペグを押し当ててハンマーで打撃。

ペグとハンマーでステップの曲がりを修正

結構強く叩かないと変形しないのでガンガン叩きます。

途中経過はこんな感じです。

凸凹してるステップ

曲がりにムラがあるので、さらに均していきます。

最終的にこんな感じになりました。

頑張って平らに修正したステップ

ここまで真っ直ぐになればOKです。

ステップの曲がりが解消したか、取り付け確認をします。

仮組したステップ

良い感じになりましたね!

3.直したステップの組み立て

直したステップをCT125ハンターカブに差し込みます。

その後、ピンを少しだけ差し込み。

ステップにピンを少し差し込む

この空間にバネを入れます。

バネは下の写真のようにセットして下さい。

間にスプリングを差し込む

セットしたら、バネを押し込みながらピンを差し込んでいきます。

かなり硬いので、ゴリ押しましょう!

スプリングを押し込みならがピンを差し込む

ここまで入ればあとは、ハンマーで叩いて入れればOK。

ピンのハンマーで叩きながら押し込んでいく

CT125ハンターカブに当たらないように注意して下さい。

ピンを入れたらワッシャーを付けます。

ピンにワッシャーを通す

※写真のワッシャーは、汚れのおかげ(?)で良い感じにくっついてますが、普通はくっつかないです。

ワッシャーを入れたら、赤丸の穴にピンスプリットを入れます。

ピンの穴にピンスプリットを入れる

差し込みは上でも下でもどちらでもOKです。

ピンスプリットは上から入れても下から入れても問題なし

自分が作業しやすい方を選んで差し込みましょう!

※写真はピンスプリットが見やすいようにワッシャーを外しています。

私の場合は上から入れた方が、作業しやすいのでこちらのパターンで説明します。

差し込んだピンスプリットを曲げて、ステップのピンを固定。

ラジオペンチでピンスプリットを曲げる

ピンを引っ張って抜けなければ、組付けOKです。

ステップを取り付けたら、ラバーステップを取り付けします。

組み立てたステップにラバーステップを組み付ける

ラバーステップの取り付けは簡単です。

下からボルトを入れて、ラバーステップを固定します。

ボルトをねじ込む

手で締めてから、モンキーレンチで増し締め。

これでステップ曲がりの修理は完了です!

曲がったステップの修理完了

最後確認を忘れずに!

ステップを取り付けたら、作業忘れがないか確認しましょう。

  • 実際に踏んでもステップが外れないか?
  • ステップのバネはしっかり機能してるか?
  • ボルトはしっかり締めたか?

これだけ確認すれば問題ないですが、心配なら車載工具を搭載すると良いでしょう。

CT125ハンターカブに載せたい車載工具もまとめています。

【CT125 ハンターカブ】車載工具7種|活用法と実体験を紹介!

CT125ハンターカブのステップ曲がり Q&A

疑問①:自分でステップを修理するメリットは?

回答:圧倒的に安い点です。

本編を読んでもらえば分かりますが、非常に簡単な作業です。

ステップ曲がりをバイク屋に修理を依頼すると、基本工賃で1,000円前後します。

自分で修理する場合は、ピンスプリットの30円なのでコスパ良いです。

疑問②:作業はどれくらい時間がかかるの?

回答:初心者でも1時間あれば終わります。

作業内容は「外して、叩いて、付ける」だけ。

なかなかステップの曲がりが取れない、バネの組付けに苦戦するなど難所はありますが、それでも何時間もかかることは無いです。

疑問③:ステップの修理と交換の目安は?

回答:基本的に修理で十分です。

ただし、何度もステップを曲げてるなら交換した方がいいです。

交換の目安は…。

  • 3回以上ステップを曲げた
  • ステップの曲がり方が酷すぎて直らない
  • ボルトやピンが曲がった

こうなった場合は、ステップを交換しましょう。

疑問④:ステップ修理のついでに簡単な点検をしたい

回答:空気圧確認やチェーン清掃がオススメです。

空気圧確認なら5分もあれば簡単に終わる作業ですし、チェーン清掃はある程度の頻度で行う必要があります。

空気圧確認をしたい方がこちらの記事にまとめています。

【CT125・ハンターカブ】タイヤ空気圧点検|空気圧高過ぎ、低すぎの弊害

チェーン張りの目安・清掃の仕方はこちらの記事に書かれています。

【CT125ハンターカブ】チェーン調整徹底ガイド|チェーン調整Q&A付き