チェーンルブ(またはチェーンオイル)は、チェーンを摩擦やサビから守り、チェーンの寿命を伸ばしてくれる大切なアイテムです。
しかし、様々な種類があり、どれを選べば良いか迷いますよね…。
この記事では、場面や性能を重視したチェーンルブを紹介します。
チェーンルブって必要?


チェーンの性能と寿命を維持するために必要なアイテムです。シールチェーンもOリングの劣化・乾燥を防ぐため、定期的な注油が欠かせません。
ここからは、チェーンルブの基本情報や選び方のコツを紹介します。
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チェーンルブの種類は3つ!

ドライタイプのチェーンルブ


短距離の通勤や買い物程度の使用に適しています。汚れが付着しづらく清掃が簡単で、メンテに手間をかけたくない人にオススメです。
ウェットタイプのチェーンルブ


高負荷や汚れが多い環境に向いています。ベトベトしていて清掃は大変ですが、その手間に見合うだけの性能が魅力的です。
セミドライのチェーンルブ


セミドライはドライとウェットの良いとこ取りのチェーンルブです。ただし、特化型と比較すると性能が及ばないことがあります。
チェーンルブの失敗しない選び方
メンテ頻度で選ぶ

| タイプ | 持続距離 |
|---|---|
| ドライ | 300~400km |
| ウェット | 500~1000km |
| セミドライ | 500km前後 |
ハンターカブのチェーン調整は1000km毎で、セミドライなら2回目、ウェットならピッタリ調整周期と重なりキリがいいです。
使用する目的で選ぶ

ハンターカブはエンジンが小さく高回転になりやすいです。なので、ウェットやセミドライを選べば失敗することはありません。
メンテの手軽さで選ぶ

| タイプ | 清掃の手軽さ |
|---|---|
| ドライ | 拭き取るだけでOK! |
| ウェット | 汚れを落とすのが大変 |
| セミドライ | 頑固な汚れもある |
清掃が大変だとメンテが面倒になりサボるようになります。ハンターカブのメンテの多さならドライやセミドライがオススメです。
チェーンルブ購入前の注意!
シールチェーン対応か要確認

シールチェーン非対応のルブを使うとOリングの劣化が加速します。シールチェーンを使っている方は、表記があるルブを選びましょう。
水置換の有無

水置換とは、表面の水分を押しのけて油膜を作る性質のことです。これがあれば、チェーンが濡れていてもルブがしっかり浸透します。
水置換がないチェーンルブは、チェーンを乾燥させてから塗布してください。
おすすめチェーンルブの比較表
| オイル名 | メンテ目安(km) | タイプ | 参考価格 |
|---|---|---|---|
![]() ホンダ | 300~400 | ドライ | 約2,200円 |
![]() ラベン | 300~400 | ドライ | 約1,600円 |
![]() モチュール | 500~1000 | ウェット | 約1,300円 |
![]() AZ | 500~1000 | ウェット | 約700円 |
![]() ワコーズ | 500前後 | セミドライ | 約3,000円 |
![]() 呉工業 | 500前後 | セミドライ | 約600円 |
ここからはシールチェーン対応のチェーンルブを紹介します。
無難が一番!ホンダチェーンルブ

| 水置換 | メンテの手軽さ |
|---|---|
| なし | 簡単 |

ホンダのチェーンルブは抵抗が少なく、走りが軽快になります。ストレスなく乗りたい方にオススメです。
静音性重視の人へ!ラベンチェーンルブ

| 水置換 | メンテの手軽さ |
|---|---|
| なし | 簡単 |

ドライの中でトップクラスの高いチェーンの保護性能と高い静音性を持ちます。チェーンのカシャカシャ音を抑えたい人にオススメです。
過酷な環境で使いたい人へ!モチュールC3チェーンルブ

| 水置換 | メンテの手軽さ |
|---|---|
| なし | 汚れが頑固 |

レースでも使用されるくらい強力な油膜を作ります。オフロードや高速道路など過酷な環境で走行する人にオススメです。
低価格でも高性能!AZチェーンルブ

| 水置換 | メンテの手軽さ |
|---|---|
| なし | 簡単 |

私が普段使いしているチェーンルブです。雨の多い地域や長距離ツーリングに適しています。しっかり馴染ませてから使ってください。
妥協したくない人へ!ワコーズチェーンルブ

| 水置換 | メンテの手軽さ |
|---|---|
| あり | 簡単 |

あらゆる天候・環境に適応するので、ベテランやバイク屋からの圧倒的な支持を得ています。価格が高いこと以外は文句なしのルブです。
初心者におすすめ!KUREスーパーチェーンルブ

| 水置換 | メンテの手軽さ |
|---|---|
| なし | 簡単 |

平均的な性能でバランスが良く、普段使いや通勤に使うならこれが一番使いやすいです。
ハンターカブでチェーンルブの実走比較!

今回紹介したチェーンルブを実際に使って比較しました!主観マシマシですが、比較検証も行っています。ぜひ参考にしてください。
比較したチェーンルブは3種類
| チェーン オイル名 | タイプ | 用途 |
|---|---|---|
| AZ | ウェット | 長距離ツーリング キャンプ |
| KURE | セミドライ | 通勤 街乗り |
| ワコーズ | セミドライ | 長距離ツーリング キャンプ |
この3種を選んだ理由は、私の使い方が「キャンプ」「ツーリング」「通勤(山道)」なので、ウェットかセミドライが相性良いと考えています。
結論!チェーンルブの比較結果

性能面ならワコーズがダントツで優秀でしたが、価格も考慮するとAZが総合的に優秀だと感じました。
KUREスーパーチェーンルブのレビュー

安さと入手難易度の低さが売りのスーパーチェーンルブです。
KUREスーパーチェーンルブを塗布した様子

サラサラしたチェーンオイルで、チェーンにしっくり馴染みます。スプレー噴射が強くてオイルが飛び散りますが…。でも、安いのでそこまで気になりません。
KUREスーパーチェーンルブで走行した感想

癖のない安定した乗り心地で、普段使い向きのチェーンルブです。街中で使う分には何も不満を感じませんでしたが、ツーリングやキャンプの走行でオイル切れが発生しました。
長距離・高回転となると油膜維持が苦手なのかな?と感じます。
KUREスーパーチェーンルブのオイル切れ後

ミッションカバーを外してオイルの飛び散りを確認しました。
オイルの飛び散りは多いですが、ウエスで拭き取るだけで簡単に取れます。清掃手間が少ないのでメンテナンスは楽!日常使いならこれで十分だと思います。
ワコーズチェーンルブのレビュー

最強のルブと言われるワコーズのチェーンルブです!1本3,000円と高価なので、このチェーンオイルに期待が持てます。
ワコーズのチェーンルブを塗布した様子

ルブ自体は意外とサラサラしています。
ノズルは塗布しやすい形状ですが、長すぎて使い勝手があまり良くないかも…。あと、思った以上に勢いよくルブが吹き出すので注意!

価格が高いので、もったいないと感じてしまいます。
ワコーズのチェーンルブで走行した感想

ハンターカブの動きが全体的に滑らかになり、チェーンの擦れるような異音もピタッと止まりました。
雨天走行の後もルブがしっかり残っており、耐水性も噂通りの高性能です。
ワコーズのチェーンルブのオイル切れ後

雨の中走行したせいか、オイルの飛び散りが多めです。防水性がいくら高くても完全防水というわけではない様子。こちらもウエスで拭き取るだけで、簡単に汚れが取れました。
AZチェーンルブのレビュー

最後は、性能と価格のバランスが特徴のAZチェーンルブです!
AZチェーンルブを塗布した様子

滴下タイプのため狙いを付けやすく、均等にオイルを馴染ませやすいです。ただし、一気に広範囲塗布出来ないので作業性はイマイチ…。チェーン全体に塗布するのに一番時間がかかりました。
AZチェーンルブで走行した感想

摩擦がなくなり、スピードの伸びが良くなりました。もちろん静音性も十分高く、擦れる音が気にならないレベルまで収まっています。価格が安いので、そこまで期待していなかったのですが、これは良い意味で予想外のルブでした。
AZチェーンルブのオイル切れ後

飛び散ったオイルは、ウエスで簡単に拭き取れました。
あとで知りましたが、しっかり馴染むまで待たないといけないようです。しかし、これだけ飛び散っていても静音性や摩擦軽減を実感できるのは優秀だと感じます。
まとめ|各チェーンオイルの性能比較

| 項目 | KURE | ワコーズ | AZ |
|---|---|---|---|
| 静音性 | 中 | 高い | 高い |
| 潤滑性 | 中 | 高い | 高い |
| ※実走距離 | 約220km | 約490km | 約510km |
| 飛び散り | 多い | 多い | 多い |
| 清掃の手間 | 簡単 | 簡単 | 簡単 |
| 塗布の楽さ | 簡単 | ノズルが不便 | 面倒 |
| 購入価格 | 約600円 | 約3,000円 | 約700円 |
静音性の評価
ワコーズとAZを付けると異音がピタリと止まり、その後も静音を維持し続けました。もちろん、KUREも異音は収まりますが、ワコーズやAZほどではないです。
潤滑性の評価
こちらはKURE以外のルブで効果を体感できました。特にワコーズとAZは明らかにスピードの伸びが良くなり、動きが滑らかになっています。
実走距離の評価
一番長く効果を維持したのはAZで、レスポンスの良さを長く感じました。ワコーズは雨天走行が多かったため、効果が落ちるのが早かったと思います。それでも500km近くまでは、静音性や潤滑性を維持していたので性能の高さを実感しました。
飛び散りの評価
ミッションカバー内のルブの飛び散りで確認しました。どれも飛び散りはそれなりに多く、定期的な清掃は必要だと思います。
清掃の手間の評価
清掃の手間はどれも同じくらいだと感じました。ウエスでさっとふき取る程度で汚れが落ちます。
塗布の楽さの評価
印象的だったのは、AZの滴下ノズルです。少しずつ滴下するので、チェーンを一周するのに時間がかかりました。他はスプレータイプの「シュー」と吹きかけながらホイールを回すだけなので、そこと比べると手間がかかるなという感想です。
購入価格の評価
購入価格という観点で見るとKUREとAZが桁違いに低コストです。ただし、高価なルブでも持続距離が長いルブを選べばメンテ頻度も少なくなるので、ランニングコストという観点ならAZが優秀という結果になります。
まとめ:結局どれがいい?
紹介した6商品を、タイプ別にもう一度まとめます。自分に近いものを探してみてください。
チェーンについてさらに知りたい方へ!












