投資するにもまとまった投資資金が必要になります。
しかし、昨今の物価高や電気・ガス代の高騰などで投資ところじゃない…。
そんな悩みを抱えています。
そこで、投資資金を確保するために様々な節約に挑戦してきました。
その中で効果が高かった保険の見直しについて紹介します。
保険を見直す利点
保険を見直す利点として、一度見直すと永続的に効果が出るからです。
例えば、毎月1万円発生している保険費を5000円に抑えることが出来れば、年間6万円の節約に成功したことになります。
その6万円を手に入れるのにかかる労力を分かりやすく換算すると…
に相当します。
6万円稼ぐって意外と大変ですよね…。
見直しの苦労はありますが、アルバイトで約7日(1日8時間)働くよりは楽ですし、投資で利益を出すよりも確実にお金を確保できます。
見直しが必要な保険の代表として以下の4つがあります。
医療・がん保険
医療・がん保険は社会保険の高額療養費制度でカバー可能な範囲です。
高額療養費制度とは
医療費の自己負担額(年齢や所得に応じて定められた金額)が限度額を超える場合に払い戻しが受けられる制度です。
例えば、「70歳未満」で「月収が28万~50万円の社会人」に「100万円の医療費が発生した場合」を考えます。
まず社会保険で自己負担額が30万円となり、高額療養費制度で限度額は毎月約8.7万円となります。
約8.7万円でも高いと感じるかも知れませんが、会社勤めであれば健康保険の傷病手当金が可能です。
傷病手当金とは
ケガや病気で会社を3日以上連続で休み、4日目以降も給与が支払われな場合に月給の2/3の金額が通算1年半支給されるお金です。
例えば、月収28万の社会人が7日病気で入院した場合を考えます。
支給対象期間は7日-3日=4日です。
1日単位で支払われるので20万円を30日で割って2/3をかけると、1日約4千円支給されるので、この金額に4日かけると約1.7万円貰えます。
これが30日の場合は30日-3日=27日になるので、傷病手当金に27日を掛け算すると約13万円受け取れます。
そうなると、先ほどの限度額約8.7万円を上回るので心配する必要はありません。
日本国民は全員この手厚い社会保険に入っているのに、さらに医療・がん保険加入するのは過剰です。
変額保険
個人年金、学資保険などの変額保険は共通して、投資信託を運用しています。
勘の良い方ならお気づきだと思いますが、自分でNISAでオルカンやS&P500の投資信託に投資しても同じ結果を得られます。
それどころか無駄な手数料が取られます。
ドル建て保険の場合、円をドルに変換するに1ドル0.5円が手数料として取られます。
しかし、証券会社の場合は手数料0円です。
さらに保険の管理コストとして信託報酬が1~3[%]かかりますが、オルカンの場合は約0.058[%]でS&P500の場合は約0.093[%]です。
保険と言いながら中身は投資信託…。
手数料も割高…。
契約するなら自分で運用した方が良いですよね。
自動車保険
自動車保険はネット保険(ダイレクト型)にしましょう。
ダイレクト型の方が安いのは有名な話ですが、
「ダイレクト型は保険料が安い分、事故対応が冷たいのは?」「ちゃんと対応してくれるか心配」と不安になりました。
その不安を解消するために、事故が起きた時の流れを調べたのでまとめます。
ダイレクト型の場合
①契約者が保険会社に事故連絡して状況を伝えます。
②事故状況の連絡を受けて保険会社が初期対応をします。
※初期対応とは…相手方への連絡や治療費の手続き、修理工場への連絡、レンタカーの手配などのことです。
店舗型の場合
①契約者が店舗に事故連絡します。
②店舗から担当者が現地に向かいor電話でサポートを行います。
③店舗は保険会社から情報提供を受けながら契約者をサポートします。
④契約者が保険会社に事故連絡をして、保険会社が初期対応を行います。
示談交渉や治療費の手続きなどの事故対応は保険会社が行いますので、ダイレクト型と店舗型でサービスの質に差はありません。
そもそも、当事者でも弁護士でもない店舗が示談交渉したら弁護士法違反になりますし、過失割合も過去の判例から保険会社同士で協議して決定します。
なので、店舗が何が対応を行うわけではありません。
店舗の担当者がいることで、事故状況の連絡がスムーズになるメリットはあります。
しかし、そのためだけに高い保険料を払うメリットが感じれないので、ダイレクト型で問題ないと思い店舗型から乗り換えました。
自動車保険を乗り換える際は、一括見積サイトを利用すると便利です。
リンク貼りましたので活用してください。
まとめ
保険は「何となく不安だから」と色々加入しがちですが、社会制度や保険の仕組みを知ることで、不要な保険である場合が多いことが分かりました。
もちろん、火災保険や生命保険、自動車保険など必要な保険はありますが、その場合も代理店を挟まずに契約すればコストを低く抑えることが出来ます。
保険販売員や周囲の人間に流されず、「自分にとって本当に必要な保険」だけに加入することで金銭に余裕が生まれ、投資にお金を回せるようになります。
将来が不安なら投資で将来に備えて、ついでに配当金も貰いましょう。
将来に備えつつ、配当金で今の生活も損なわない。
高配当投資なら可能です。
良き投資ライフを!