そもそも高配当投資とは何か?どのような魅力があるのか自分が調べて感じたことをまとめます。
高配当投資とは何か?
高配当投資とは…配当利回りの高い株式や投資信託などに投資し、定期的に安定した配当金を受け取ることを目的とする投資手法です。
配当利回りとは…配当利回り[%]=1株当たりの配当金[円]÷株価[円]で計算される指標で、投資金額に対して何[%]の配当が得られるかを表しています。
例えば…株価が1000円で配当金が40円の銘柄の場合、
40[円]÷1000[円]=0.04
配当利回りの単位は[%]なので×100して、配当利回り4[%]となります。
一般的には、配当利回りが4[%]を越えるものが「高配当」と呼ばれます。
高配当投資の主な種類として、高配当株・高配当ETF・REIT・債券ETFがあります。
高配当株
配当利回りの高い個別株に投資します。インカムゲイン(配当金で得られる利益)と株価上昇によるキャピタルゲイン(株式を売った際に得られる利益)の両方を狙うことができます。また企業によっては株主優待を受け取ることができます。
デメリットとして、投資先の企業の業績が悪いと減配・無配のリスクがあります。
高配当ETF
ETFとは「Exchange Traded Fund」の頭文字を取ったもので、日本語だと「上場投資信託」と呼ばれるものです。本来、投資信託は取引タイミングに制限がありますが、ETFは証券取引所に上場しているので、いつでも好きなタイミングで投資信託が取引できます。
複数の企業にまとめて投資するので1つのETFだけで十分なリスク分散が期待できます。また投資会社の方で定期的な銘柄組み換えを行うので、自動で高いパフォーマンスを維持できるので気軽に投資することが出来ます。
ただし、信託報酬や買付、売却手数料が発生することがデメリットになります。
高配当ETFについて、こちらの記事に詳しくまとめています。
REIT
不動産バージョンのETFです。基本的にメリット・デメリットは先述したETFと同じですが、こちらは投資先が賃貸物件・ホテル・物流施設・商業施設・オフィスビル・ヘルスケアになります。特に賃貸や物流施設は景気が悪くても需要が無くなることはないので、不景気にある程度の耐性があります。少額から不動産オーナーになれるのも魅力です。
デメリットは手数料や信託報酬が発生するほかに、災害リスクに弱い点と金利の影響を受けやすい点があります。
債券ETF
債券バージョンのETFです。これもETF特有の1つのETFで幅広く投資できるメリットと信託報酬が発生するデメリットがあります。
投資先は国や企業の債券(借金)に投資します。なので金利の影響をそのまま受けることがデメリットですが、代わりに不景気に強いのがメリットです。株式と逆の値動きをすることから「負の相関関係」を持つと言われ、株価暴落のリスクケアとして投資されることもあります。
高配当ETFについて、こちらの記事に詳しくまとめています。
自分の投資目的・投資スタイルに合わせて投資先を選んでいきましょう!
高配当投資の魅力
高配当投資の魅力は主に3つあります。
- 完全な不労所得
- 増配の可能性
- 株価が安定している
完全な不労所得
高配当投資の魅力は何と言っても完全な不労所得であることだと思います。
不労所得と言うと不動産やYouTube、広告収入などが思い付きますが、実際それらは管理や宣伝、メンテナンスなど全然不労ではなかったりします…。
その点、高配当投資なら優良な企業・投資商品に投資すれば、ほったらかしでも定期的に配当金が自分の懐に入って来ます。
自分が仕事をしている時や寝ている間でも、投資先の企業が自分の代わりに働いでお金を稼いでくれると言われれば何だかスゴい気がしますよね!
増配の可能性
優良な企業・投資商品に投資していれば、業績・景気次第で増配することがあります。
増配している企業の例として「三菱HCキャピタル(証券番号:8593)」を紹介します。
この企業は三菱グループの会社で、自動車から不動産、航空機など幅広くリース(モノを貸出し賃料を得る業務)をしている会社です。
業績が安定しており、25年間連続で増配している企業でもあります。
上の表のように、毎年1株当たりの配当金が増えています。この企業の様に増配する可能性がある株・投資商品を保有していれば自動で配当利回りが上昇します。
もしこの企業の株を2015年から保有していれば、2024年時点での配当利回りが約6.2[%]に増えたことになります。しかも、当時の株価が590[円]で現在では1017[円]なので、株価は約1.7倍に成長していることになるので一石二鳥です。
このように優良な企業・投資商品であれば、増配する上に値上がり益も狙える可能性があるため、売らずに長期保有することがメリットになります。
安定した株価
高配当株の特徴して株価が安定していことも魅力の一つです。
株価の変動が少ないと言うのは一見デメリットのようにも見えますが、高配当投資は長期で保有することが前提の投資方法です。そもそも売らないので、短いスパンでの価格変動は気にする必要がありません。
仮に暴落があっても、そもそも価格変動が少ないため下落幅が少なく、優良な企業・投資商品に投資しているなら株価が元に戻ります。
メンタルへの影響も少ないので少しの下落で狼狽売りしたり、株価が気になって仕方ないと言った実生活への影響を抑えることが出来るのもメリットの一つです。
まとめ
高配当投資は働かずに自身のキャッシュフロー(収入源)を増やせる方法です。
なので、プライベートや家族との時間を犠牲にしてお金を稼ぐ必要はなく、自分の人生を生きる第一歩になると思っています。しかし、投資の世界は規模の世界です。高配当と呼ばれるものでも年利4[%]の世界…。
元本1億あれば年利4[%]でも400万になるので、それだけで生活ができますが、一般的なサラリーマンが達成できる金額ではないと思っています。
現実的な範囲として元本500万で年利4[%]の運用なら達成可能性だと思います。
年間20万の配当金でも、国内旅行なら高級旅館に宿泊してもお釣りが来ますし、海外旅行も台湾や香港などの隣国なら行ける範囲です。20万あれば習い事や美容エステの月謝も余裕で賄えますし、使う先がなければ再投資する選択肢もあります。
高配当投資だけでリタイア生活することは難しいと思いますが、高配当投資から得られる配当金で自分の生活を豊かにすることは可能だと思っています。
自分の人生を豊かにするために、投資について勉強し堅実な投資をしていきます!